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「なちゅら」の誕生〜はじまりは1人の女性の声でした。

「おいしくて身体にやさしい梅干をたべたい」
「最近の梅干は薬品の匂いがして、調味料の味ばかりする。そうじゃない、ちゃんと昔ながらの梅のおいしさが味わえて、でも昔の梅のようにしょっぱくない低塩のシンプルでおいしい梅干が食べたい」ということでした。

そこで、次の条件での商品開発を開始しました。

  • 添加物・旨み調味料をつかってない梅
  • もちろん塩分はひかえめの梅
  • ごはんに合う梅干らしい味
  • 味付けはシンプルに食品のみで
  • 薬品の様な臭いがない梅
  • 梅はやっぱり紀州産 南高梅
  • 栽培農家さんがわかる梅
  • 安全性の高い梅
  • 副原料は、国内産のこだわりの材料
  • 遺伝子組み換えの材料は使用しない
  • アレルゲン25品目は使用しない

しかし、添加物無添加でしかも低塩でおいしい梅干を作るのは、とても難しかったのです。(ですから、一般には販売されていないのですが…)低塩にすると、日持ちをさせるために添加物が必要になるし、塩味が薄くなると味がぼやけてしまって、旨みや甘みで味をつけることが必要となってくるのでした。
日々この難題に向き合っての3年もの長い試行錯誤の末、やっと新しい梅干が誕生したのでした。
それか「なちゅら」という「シンプルで、どこか懐かしい梅」です。
「健康」で「美味しい食生活」を「なちゅら」がお手伝いさせていただきます。

グローバルギャップ〜梅の栽培についてグローバルギャップのこと

農作物の栽培現場における衛生管理規範です。
初めて耳にされる方も多いと思いますがグローバルギャップは、GAPの世界基準ともいわれている、農作物の安全性についての認証制度です。
年々消費者の食品の安全性や環境に対する関心が高まっていることや、事業者間の製品に対する信頼性への要求の高まりから、欧州では導入が本格化しています。

  • 優れた点は、基本的な枠組みを示す規約としての3つの柱に集約されます。
  • 食品の安全性の保障
  • 生産者の福祉
  • 地球環境の保護

まず、生産から流通までを含む総合的な安全管理の実現を目指していること。生産から流通までの一元管理は、消費者へより安全性の高い商品を提供する上で欠かすことはできません。
グローバルギャップの対象は、食品の原産国まで遡るので、国際的に通用する共通基準としての役割を果たしています。そして、生産者の労働条件の改善や、地球環境への配慮なしには、本当の意味での食品の安全性を達成することができないという考え方です。
食品の質を保障するとともに、人間、環境に負担のない食品産業のあり方を追求することを究極の目標としているエコロジカルな組織でもあります。

「なちゅら」に使用している梅原料は、このグローバルギャップの規範にもとづき独自の「梅栽培適正農業規範」を作成し、契約栽培農家さんと共に勉強や記録をとることから取組みを初めており、最終的にはライセンス取得を目指しています。

HACCP〜ISO9001 認証取得と品質管理とHACCPに準じた衛生管理

ISO9001とは
ISO(国際標準化機構で1987年に制定された商品・サービスの品質に関するグローバルスタンダード規格です。企業が確立した各種商品やサービスの品質保証体制が、国際標準を満たした仕組みであるか否かを独立した第三者(審査登録機構)が審査し、判定をします。全世界では147カ国でこの規格が活用されております。

HACCPとは
HACCPは1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品の衛生管理の手法。この方式は国連の国連食料農業機関(FAO)と世界保健機構(WHO)の合同機関である食品規格(CODEX)委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

「なちゅら」を製造している工場は
2001年に、HACCPに準拠した衛生管理システムを導入し、2002年12月には「ISO9001」の認証を取得し、認証を継続しています。

トレーサビリティー〜「製造ロット番号」で管理

「なちゅら」の商品は賞味期限とともに「製造ロット番号(調味ロット毎)」が全商品に記載されていて、このロット番号により、加工工程の各種記録はもちろんのこと「契約栽培農家さん」までが特定できます。具体的には梅干原料入荷から洗浄・調味・品質検査・容器への充填・梱包など一連の行程を「ロット番号」で管理しており、昨今よく耳にする「トレーサビリティー」(商品履歴管理)を実現しています。
さらにロット番号毎に全ての「ロット検体」を1年間にわたり保管しています。その数は、なんと年間6,000件以上にもなります。
とても手間のかかることですが、安全安心のためにはかかせないことだと考えています。

この履歴管理システムは、10年前から実施しており食品会社としては、とても早い時期から安全への取り組みを開始しました。(食品の履歴管理が注目されたのは、5年前2002年のほうれん草残留農薬事件以来ですが、弊社ではそれ以前より実施していました。)

農薬検査も徹底〜自社で残留農薬検査実施

「なちゅら」に使用している契約栽培農家さんの梅は自社で「残留農薬検査」を実施しています。当たり前のことですが、契約栽培農家さんには、厳しい農薬使用基準を守って栽培していただいています。
栽培記録もあり、従来であれば何も残留農薬検査までは必要とされていません。(実際に、自社で残留農薬検査を実施している梅干メーカーさんは和歌山でも当社を含め、ほんの2〜3社程度です)

しかしながら「なちゅら」の梅づくりでは、更なる安全を求めて確認を重ねる意味で、全ての取り組み農家さんの梅を自社検査しています。
「より安全で、より安心な梅干を常に届けたい」この想いで社員一同日々努力をしています。
こくの梅・塩分6%
みつふる・塩分3%
なちゅら(しそ)・塩分9%
さらり・塩分3%
花吹雪・塩分4%
ふじの・塩分3%